One of a kind, Lyon

※前職 北川原温建築都市研究所での担当実績

オブジェ／空間と身体

「One of a kind」 は、オランダ憲法制定150周年を記念して、NDT（ネザーランド・ダンスシアター）の芸術監督であった振付家イリ・キリアンがオランダ政府から委託されたモダンバレエの作品であり、舞台美術を北川原温が担当しました。
その後、2000年までパリ・オペラ・ガルニエ、ニューヨーク・リンカーンセンターなど世界各地を巡回し、舞台美術においてはベッシー賞（ニューヨーク・ダンス・アンド・パフォーマンス賞）を受賞しました。

今回の公演は、フランスのリヨン・オペラ劇場の制作・主催による再演であり、北川原温に改めてその制作が委託されたものです。完全に失われていた舞台装置をリヨン・オペラ劇場の舞台に合わせてリニューアルデザインし、時を経て解釈し直した形を取り込むなど新たな挑戦を組み入れた再演となりました。