DKAA|小林大祐建築設計事務所
Baselworld ミキモト展示ブース リニューアル MIKIMOTO Exhibition booth renewal
※前職 北川原温建築都市研究所での担当実績 設計統括責任者として従事
真珠を照らす ”光芒” の揺らめき
Baselworld(バーゼルワールド)は毎年スイスのバーゼルで開催される、世界最大規模の宝飾と時計の国際見本市です。2014年は3月27日から8日間催され、会期中に延べ15万人の入場者が訪れました。この国際見本市に際し、真珠の販売で世界一のシェアを有するミキモトの展示ブースをリニューアルデザインしました。
もともと別のデザインで作られていた2階建て鉄骨造の躯体と主な壁、床を転用して新たなデザインを試みました。間口10m、高さ7mの門型ファサード内に、天井からいくつものシリンダー状の半透明ファブリックを吊り下げ、上部の照明の明滅によってやわらかな光の柱を空間に浮かび上がらせました。プログラム制御された「光の揺らぎ」が波間から海中に差し込む "光芒" を表現し、あたかも海中に潜む真珠の輝きを照らし出すかのようにエントランス空間を演出しています。
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