道の駅 可児ッテ
Roadside Station CANITTE

※前職 北川原温建築都市研究所での担当実績

地域に開かれた、躍動の市(いち)

道の駅「可児ッテ」は可児市柿田に鎮座する八坂神社の向かいに位置しています。比較的新しい国道21号バイパスに面していますが、日本書紀に記された “おとひめ伝説” の泳宮（くくりのみや）や、明智光秀の生誕の地として伝わる明智城址、江戸時代に整備された旧中山道にも近く歴史的に由緒ある土地にあたります。

そのような場所の歴史を受け継ぎながら、サスティナブルなつどいの場である「地域のための祝祭の空間」を目指し、 “鎮守の社（やしろ）のもとに広がる、躍動の市（いち）”をコンセプトに設計を行いました。
面柱（めんばしら）と呼ぶ木造の壁が建物中央の「にぎわい広場」をぐるりと取りかこみ、その間をぬってどこからでも自由にアクセスできる構成としました。にぎわい広場では、定期的にフリーマーケットや展示会などが開催され、地域に開かれた交流の場として親しまれています。